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2〜6歳の朝の支度が進まないときに|子どもが動きやすくなる仕組み7つ

朝の支度・生活習慣
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「着替えてね」と言ったのに、気づけばおもちゃで遊んでいる。
「次は歯みがきだよ」と伝えても、別のことを始めてしまう。

2〜6歳くらいの子どもとの朝は、同じことを何度も伝える場面が増えやすく、親も出発前から疲れてしまうことがあります。

そんなときは、「もっと言い聞かせる」だけではなく、次に何をするのか子ども自身が分かりやすい環境に変えることもひとつの方法です。

この記事では、朝の支度を進めやすくするための7つの仕組みを紹介します。

この記事でわかること

・2〜6歳の朝の支度が止まりやすい理由
・やることを見えるようにする方法
・服や時間の迷いを減らす工夫
・きょうだいがいる家庭での朝の回し方
・前日のうちにできる準備

全部取り入れる必要はありません。子どもが今つまずいているところに合うものから試してみてください。

2〜6歳の朝の支度が止まりやすいのはなぜ?

大人にとって「着替える」はひとつの作業でも、子どもにとっては、

パジャマを脱ぐ
服を選ぶ
前後を確認する
袖を通す
ボタンを留める

など、いくつもの動作が含まれています。

その途中で別のものが目に入ったり、うまく着られなかったりすると、手が止まることもあります。

そのため「着替えて」とまとめて伝えるより、

「まずパジャマを脱ごう」

のように、最初の一つだけ伝える方が分かりやすい場合があります。

「早くして」だけでは次の行動が分かりにくいこともある

親が「早くして」と言うときは、「出発時間が近いから、着替えや歯みがきを進めてほしい」という意味ですよね。

ただ、子どもには「何をすればよいか」まで具体的に伝わっていないことがあります。

「早くして」を繰り返すより、

「靴下を履こう」
「歯ブラシを持とう」

のように、次の一つを伝える方法もあります。

声かけを増やすより、声をかけなくても次の行動が分かる仕組みを作っておくと、親側の負担も減らしやすくなります。

子どもが自分で動き出す「朝の仕組み」7つ

ここからは具体的な仕組みを7つ紹介します。

育児メディアの取材記事や、SNSで実際に効果があったと報告されている方法を中心にまとめました。家庭の状況に合わせて、取り入れやすいものからぜひ試してみてください。

仕組み目的
やることカード次にすることを見えるようにする
翌日の服を決める朝の選択を減らす
時間を見える形にする支度の区切りを伝える
きょうだいの時間をずらす朝の混雑を減らす
最初の一つだけ伝える指示を分かりやすくする
できたことを具体的に伝える行動に気づけるようにする
前夜5分リセット朝の作業を減らす

①やることカードを「まだ→できた」に移動させるだけ方式

朝やるべきことを1枚ずつカードにして、マグネットボードやホワイトボードに貼っておく方法です。

「かおをあらう」「きがえる」「あさごはん」「はみがき」など、イラスト付きのカードを「まだ」ゾーンに並べておき、終わったら子ども自身が「できた!」ゾーンに移動させます。

この方法のいいところは3つあります。

  • 視覚的にやることが見えるので、「次は何するんだっけ?」がなくなる
  • カードを動かす行為自体が小さな達成感になる
  • 親が毎回すべてを口で伝えなくても、次にやることを確認しやすくなります。

材料は100均のマグネットシートとホワイトボードで十分。手書きでもシール台紙でも、子どもが見てわかればOKです。

ちなみに100均のマグネットシートだと磁力が弱くてカードが落ちやすいという声もあります。長く使うなら、磁力がしっかりしていて壁にも貼れるタイプが1枚あると安心です。

②翌日の服を前夜に決めておく

朝になってから服を選ぶと、「これじゃない」「今日はこっちがいい」と止まることがあります。

そこで、前日の夜に翌日の服を子どもと一緒に1セット決めておきます。

朝はその服を着るだけなので、「何を着るか」を考える作業をひとつ減らせます。

自分で服を選びたがる子なら、親が2つ用意して、その中から本人に選んでもらう方法でも構いません。

③時間を目で分かるようにする

時計がまだ読めない子には、「7時20分」と伝えてもイメージしにくいことがあります。

そんな場合は、

「長い針がここに来るまで」

「このタイマーが鳴ったら歯みがき」

のように、目や音で区切りが分かる方法を使います。

時計に色を付けたり、タイマーを使ったり、家庭で分かりやすい方法を選んでください。

④きょうだいの支度時間を少しずらす

きょうだいを同時に動かそうとすると、洗面所や食卓が重なり、親も複数の支度を同時に手伝うことになります。

そんな場合は、起床や着替えの開始時間を少しずらす方法があります。

どちらを先にするかは家庭によって違います。

・支度に時間がかかる子を先にする
・一人で進めやすい子を先にする
・親が付き添う必要がある子を先にする

など、朝の流れを見ながら決めてください。

⑤止まったら「最初の一つ」だけ伝える

支度が止まっているときに、

「着替えて、歯みがきして、ごはん食べて」

とまとめて伝えると、何から始めるか迷うことがあります。

そんなときは、

「まず靴下を履こう」

「歯ブラシを持とう」

のように、最初の一つだけ伝えます。

一つ終わったら次へ進む形にすると、親も同じ指示を何度も繰り返しにくくなります。

⑥できたことを具体的に伝える

支度ができたときは、

「すごいね」

だけで終わらせるより、

「自分で靴下を履けたね」
「着替えてくれたから朝ごはんの準備ができたよ」

のように、何ができたのかを具体的に伝える方法があります。

親が望んでいる行動も分かりやすくなります。

場面つい言いがちなNGワードこう変えるとOK
着替えが遅い「まだ着替えてないの!?」「パジャマのボタン、外すところからやってみよう」
朝食が進まない「早く食べなさい!」「パンとバナナ、どっちから食べる?」
出発時間が迫っている「もう時間ないよ!」「長い針が6のところまでに靴履こうね」
歯磨きをしない「何回言ったらわかるの!」「歯ブラシ持つところまで一緒にやろう」
自分で支度ができた「えらいね!すごいね!」「自分でできたね、ママすごく助かったよ!」

⑦前夜5分だけ朝の準備をしておく

朝の仕組みは、前日の準備でも作れます。

寝る前に5分だけ、

・翌日の服を出す
・園や学校の持ち物をそろえる
・玄関まわりを整える
・朝使う物を決まった場所に置く

といったことを済ませておきます。

全部やる必要はありません。

朝によく探しているもの、毎回止まる作業をひとつだけ前日に移すところから始めてみてください。

仕組みを作るときに気をつけたいこと

ここまで7つの仕組みを紹介しましたが、実践するうえで気をつけたいポイントが3つあります。

張り切りすぎて逆効果にならないように、先に知っておいてください。

完璧なルーティンを作ろうとすると続かない

「6:30起床→6:35着替え→6:45朝食→……」と分刻みのスケジュールを組みたくなる気持ちはわかります。

大事なのは「順番」を決めることであって、「時刻」を決めることではありません。

起きたら着替え→着替えたら朝ごはん→食べたら歯磨き。この流れさえ固定しておけば、開始時刻が10分ずれても大きな問題にはなりません。

ガチガチのスケジュールは、破綻した瞬間に親のストレスになります。ゆるく、でも順番だけはぶらさない。それくらいがちょうどいい塩梅です。

よその家庭のやり方をそのまま真似しても合わない

SNSやブログで見かけた方法を「うちもやってみよう!」と取り入れること自体は素晴らしいことです。

ただ、家の間取り、子どもの性格、きょうだいの年齢差、親の出勤時間——。家庭ごとに条件がまったく違うので、誰かの「正解」が自分の家庭にも当てはまるとは限りません。

この記事で紹介した7つの仕組みも、全部がすべての家庭にフィットするわけではないです。「うちに合いそうなものだけ取り入れて、合わなかったらやめる」くらいの気持ちで試すのがいちばん長続きします。

全部いっぺんに変えると親子ともにパンクする

やる気が出ると、7つ全部を一度に導入したくなるかもしれません。でも、それはおすすめしません。

子どもにとって「朝のやり方が変わる」のは、かなり大きな変化です。一度に複数のルールが変わると混乱して、かえって支度が遅くなることもあります。

まとめ|朝を変えたいなら、子どもではなく”環境”を変える

朝の支度が進まないときは、「もっと早く動いてもらうには?」と考えるだけでなく、子どもが次にすることを分かりやすくする方法もあります。

2〜6歳くらいの時期は、

・やることを見えるようにする
・翌日の服を決めておく
・時間を目や音で伝える
・きょうだいの支度時間をずらす
・指示は最初の一つにする
・できたことを具体的に伝える
・前日のうちに朝の作業を減らす

といった方法があります。

7つすべてを取り入れる必要はありません。

まずは「毎朝どこで止まっているか」を一つ見つけ、そこに合う仕組みだけ試してみてください。

小学生になり、出発時刻から逆算して自分で準備する段階になってきたら、こちらの記事も参考にしてください。

▶︎ 小学生の朝の準備が遅いときはどうする?親子がラクになる時短のコツ5つ

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