赤ちゃんが生まれてから毎日のように使う哺乳瓶。なかでもピジョンの「母乳実感」は、産院でも採用されることが多く、出産準備の定番アイテムとして知られています。
ただ、実際に使い始めると気になるのが「サイズっていつ変えればいいの?」という問題ではないでしょうか。
哺乳瓶のボトル自体のサイズと、乳首のサイズ。この2つは別々に考える必要がありますし、月齢の目安はあっても「うちの子はどうなの?」と迷う場面は多いものです。
この記事では、ピジョン母乳実感の哺乳瓶サイズ・乳首サイズについて、いつから切り替えるのが適切なのかを月齢別にまとめました。サイズアップのタイミングを見極めるコツや、素材ごとの特徴もあわせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

出産準備で160mlの母乳実感を買ったんですが、240mlはいつ頃から必要ですか?乳首のサイズも関係あるんですよね…?

その疑問、すごくわかります!ボトルと乳首はそれぞれ別のタイミングで変える必要があるので、ちょっとややこしいんですよね。順番に整理していきましょう。
ピジョン母乳実感の哺乳瓶ボトルは何サイズある?
まず知っておきたいのが、母乳実感の哺乳瓶ボトルには3つの容量がラインアップされているということ。
| ボトル容量 | 付属の乳首 | 対象の目安 |
|---|---|---|
| 80ml | SSサイズ(0ヵ月〜) | 新生児期の少量授乳に。搾乳の保存にも便利 |
| 160ml | SSサイズ(0ヵ月〜) | 出産準備の「最初の1本」として定番 |
| 240ml | Mサイズ(3ヵ月頃〜) | 飲む量が増えてきた生後3〜4ヵ月頃から |
ピジョンの公式情報によると、一般的に赤ちゃんが160ml以上のミルクを飲めるようになるのは生後3〜4ヵ月頃とされています。そのため、最初の1本は160mlを選ぶのがちょうどよい容量です。
80mlについては、2022年のリニューアル(3代目)から加わった比較的新しいサイズです。低月齢のうちは80〜100ml程度しか飲まないことも多いので、少量を調乳するときにボトル内の空気が少なくて済むのがメリットですね。
ボトルのサイズアップは「飲む量」で判断
ボトルのサイズアップについて、月齢だけで決める必要はありません。赤ちゃんが1回に飲む量が、今使っている哺乳瓶の容量に近づいてきたら、ひとつ上のサイズを用意するタイミングです。
たとえば160mlの哺乳瓶を使っていて、1回の授乳で140〜150ml飲むようになったら、240mlへ移行する目安と考えてよいでしょう。
乳首のサイズ一覧と切り替え時期――6段階をどう使い分ける?
母乳実感の乳首は、ボトルとは別に6つのサイズが展開されています。ここが意外とわかりにくいポイントなので、しっかり押さえておきましょう。
| 乳首サイズ | 穴の形 | 月齢の目安 | 飲む量の目安(約10分) |
|---|---|---|---|
| SS | 丸穴 | 0ヵ月〜 | 50ml |
| S | 丸穴 | 1ヵ月頃〜 | 100ml |
| M | Y字形 | 3ヵ月頃〜 | 150ml |
| L | Y字形 | 6ヵ月頃〜 | 200ml |
| LL | Y字形 | 9ヵ月以上 | 200ml(約5分) |
| 3L | Y字形 | 15ヵ月以上 | 離乳完了期向け |
ピジョンの長年にわたる哺乳研究から、赤ちゃんの発達に合っていない流量(出すぎるミルク)は呼吸に負担をかけることがわかっています。だからこそ、乳首は吸い穴の形や大きさを段階的に変えた6サイズ展開になっているのです。
▼ 替えの乳首は2個入りで手頃です ▼
サイズアップの時期が近づいたら、次のサイズを1セット用意しておくと慌てません。
今のサイズと次のサイズ、両方ストックしておくのが安心です。

SSからSに変える目安って、月齢だけで判断していいんですか?

実は月齢だけじゃないんです。「授乳にかかる時間」も大事な判断材料になります。詳しく見ていきますね。
乳首のサイズアップ、見極めの3つのポイント
公式サイトでも「同じ月齢でも飲み方には個人差があります」と明記されているとおり、月齢はあくまで目安です。サイズアップを判断するときは、以下の3点を意識してみてください。
(1)1回の授乳にかかる時間をチェック
ピジョンが推奨している授乳時間の目安は、母乳と同じ10〜15分(9ヵ月以上は5〜10分)で飲みきれることです。
たとえば、Sサイズの乳首で100mlを飲むのに20分以上かかるようになったとしたら、赤ちゃんの吸う力に対して乳首の流量が足りなくなっている可能性があります。この場合はMサイズへの切り替えを検討してもよい時期です。
(2)飲んでいる途中で怒ったり泣いたりしないか
吸っているのになかなかミルクが出てこないと、赤ちゃんが途中でぐずったり、哺乳瓶を嫌がったりすることがあります。逆に、ミルクが出すぎてむせる・口の端からこぼれる場合は、今のサイズがまだ合っている(またはサイズを上げるのが早い)サインかもしれません。
(3)SSからSは「丸穴同士」、Sから Mは「穴の形が変わる」
見落としがちなのが、SサイズまでとMサイズ以降で穴の形状が異なる点です。SS・Sは丸穴、M以降はY字形になります。
丸穴は傾けるだけでミルクが出る構造なのに対し、Y字形は赤ちゃんが自分で吸う力で穴が開いてミルクが出る仕組みです。この違いがあるため、SからMへ切り替えたとき、最初は戸惑う赤ちゃんもいます。焦らず少しずつ慣らしてあげるのがコツですね。
📝 サイズアップの判断まとめ
月齢の目安に達していて、なおかつ授乳時間が長くなりすぎている・赤ちゃんがぐずるなどのサインがあれば、次のサイズを試してみるタイミングです。逆に、目安の月齢を過ぎていても赤ちゃんが問題なく飲めているなら、無理に変える必要はありません。
素材で迷ったらどう選ぶ? ガラス・PPSU・T-Esterの違い
母乳実感の哺乳瓶ボトルは、3種類の素材から選べるようになっています。それぞれ長所が異なるので、使うシーンに合わせて使い分けるのがおすすめです。
| 素材 | 特徴 | おすすめの場面 |
|---|---|---|
| 耐熱ガラス | 傷がつきにくく衛生的。熱伝導率が高いのでミルクが早く冷める | 自宅での日常使い。調乳→冷ますまでの時短を重視したい方 |
| プラスチック(PPSU) | 軽くて割れにくい。医療機器にも使われる上質な素材 | おでかけ用や保育園への持参に。落としても安心 |
| プラスチック(T-Ester) | ガラスのような透明度とプラスチックの軽さを両立。耐熱110℃ | 見た目にもこだわりたい方。ギフトにも人気 |
どの素材を選んでも、煮沸消毒・薬液消毒・スチーム(電子レンジ)消毒に対応しています。最初はガラス製を自宅用に、おでかけ用にPPSU製を1本…というように複数を揃えておくと、授乳がぐっと楽になります。
▼ 自宅用にガラス製、おでかけ用にプラスチック製が人気です ▼
迷ったら、まずは160mlのガラス製から。
赤ちゃんとのおでかけが増えてきたらPPSU製を追加すると使い分けできて便利ですよ。

ガラスとPPSU、両方買うとけっこう出費になりますよね…?何本くらい用意すればいいんでしょう?

ピジョンの調査では、7割のママが3本以上の哺乳瓶を使っているそうです。洗浄・消毒の手間を考えると、最低2本、できれば3〜4本あるとローテーションが楽ですよ。
月齢ごとの「ボトル+乳首」おすすめ組み合わせ
ここまでの情報を踏まえて、月齢別のおすすめ組み合わせを一覧にしてみました。あくまで目安なので、お子さんの飲み方に合わせて調整してくださいね。
| 月齢 | ボトル容量 | 乳首サイズ | ワンポイント |
|---|---|---|---|
| 新生児〜1ヵ月 | 80ml or 160ml | SS(丸穴) | 1回の哺乳量は50〜80ml程度。160mlでも問題なし |
| 1〜3ヵ月 | 160ml | S(丸穴) | 飲む量が100ml前後に。SSで時間がかかるなら切り替えどき |
| 3〜6ヵ月 | 160ml → 240ml | M(Y字形) | 150ml以上飲む子は240mlへ。穴の形が変わるので要慣らし |
| 6〜9ヵ月 | 240ml | L(Y字形) | 離乳食が始まる時期。授乳回数は徐々に減少 |
| 9ヵ月〜1歳頃 | 240ml | LL(Y字形) | 200mlを5分程度で飲める設計。ストローやマグへの移行も視野に |
| 15ヵ月以上 | 240ml | 3L(Y字形) | 離乳完了期向け。必要に応じて使用 |
この表はピジョン公式の月齢目安と飲む量の目安を元にまとめたものです。繰り返しになりますが、同じ月齢でも飲み方には個人差があるので、「うちの子にはまだ早いかも」と感じたら焦る必要はまったくありません。
▼ お子さんの月齢に合った組み合わせをチェック ▼
哺乳びんと乳首はバラ売りされているので、必要なサイズだけ買い足せます。
楽天やAmazonならまとめ買いでポイントが貯まるのもうれしいですね。
「母乳実感」ならではのラッチオンラインって何?
せっかくサイズの話をしているので、母乳実感の特徴的な機能についても触れておきます。
母乳実感の乳首には「ラッチオンライン」と呼ばれる波型のラインが入っています。これは、赤ちゃんが乳首をくわえる深さの目安になるもの。初めての育児で「どこまでくわえさせればいいの?」と不安になるパパ・ママにとって、視覚的なガイドがあるのはありがたいポイントです。
ラッチオンとは、赤ちゃんがおっぱいに吸いつくときの動作のこと。しっかりくわえることで密閉状態がつくられ、余分な空気を飲み込みにくくなります。結果として、ゲップやお腹の張りの軽減にもつながる仕組みです。
乳首の交換時期も忘れずに――サイズアップとは別の話
サイズアップとは別に注意しておきたいのが、乳首自体の交換目安です。
ピジョンでは、乳首の素材であるシリコーンゴムの劣化を考慮して、使用開始から約2ヵ月を交換の目安としています。使用回数に関わらず、定期的に新しいものに取り替えましょう。
また、2個以上の乳首を交互に使うことも推奨されています。1つの乳首にばかり慣れてしまうと、新しい乳首に替えたときに嫌がる原因になることがあるためです。
⚠ 交換を見逃さないで
乳首に裂け・切れ・べたつきなどの異常が見られたら、2ヵ月を待たずにすぐ取り替えてください。赤ちゃんの安全に直結する部分です。
2代目と3代目、互換性はある?
もうひとつ知っておくと安心なのが、世代間の互換性について。母乳実感は2022年2月に大きくリニューアルし、現在は「3代目」が主流です。
乳首については、3代目の乳首を2代目のボトルにも取り付けることが可能です。ただし、キャップとフードの径が世代間で異なるため、フードだけは同じ世代同士で使う必要があります。
上のお子さんのときに使っていた2代目ボトルが手元にある場合、乳首だけ新しい3代目を買い足せば使い回しできるのは嬉しいですね。ただし、ボトル自体の劣化や傷の状態はしっかり確認してから使うようにしましょう。
マグへの移行もスムーズに――母乳実感のその先
母乳実感の240ml(プラスチック製)には、そのまま取り付けて使えるマグパーツが別売されています。コップ飲みやストロー飲みへの練習に、使い慣れた哺乳瓶のボトルを活用できるのは、赤ちゃんにとっても安心感がありますね。
さらに、使い終わった哺乳瓶に取り付けられる「ふた」や「ストロー」のパーツもあります。お茶入れやおでかけ用のドリンクボトルとして再利用できるので、哺乳瓶を卒業したあとも長く使えるのが母乳実感の魅力のひとつです。

結局、出産前に何を買っておけばいいですか?全部揃えようとすると迷ってしまって…

出産準備段階では、160mlのガラス製を2本+Sサイズの乳首があれば、まずは安心です。240mlやおでかけ用のプラスチック製は、赤ちゃんの飲む量が増えてから買い足しても遅くないですよ。
出産準備におすすめの揃え方
最後に、出産前後で段階的に買い揃えていく流れをまとめておきます。一度に全部揃える必要はないので、気持ちを楽にして進めてくださいね。
【出産前に準備しておくもの】
・母乳実感 哺乳瓶 160ml × 2本(ガラス製がおすすめ)
・替えの乳首 Sサイズ × 1セット(2個入り)
・哺乳瓶用洗浄ブラシ+消毒グッズ
【生後2〜3ヵ月頃に追加】
・母乳実感 哺乳瓶 240ml × 1〜2本(おでかけ用ならプラスチック製)
・乳首 Mサイズ × 1セット
【生後6ヵ月以降、必要に応じて】
・乳首 Lサイズ
・マグパーツ(ストロー・コップ飲みの練習用)
母乳実感は赤ちゃん用品店やネット通販で手軽に手に入ります。楽天やAmazonでもピジョン公式ショップが出店しているので、ポイントを活用しながらお得に揃えるのも賢い方法です。
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哺乳びん2本+替え乳首+消毒グッズを一度に揃えるなら、
ポイント還元のあるネット通販がおトクです。ピジョン公式ショップも出店しています。

まとめ:サイズ選びは「月齢×飲み方」で柔軟に
ピジョン母乳実感のサイズ選びについて、ポイントを振り返ります。
✅ この記事のまとめ
・哺乳瓶ボトルは80ml・160ml・240mlの3サイズ。最初の1本は160mlが定番
・乳首はSS〜3Lの6サイズ。月齢はあくまで目安で、飲み方の個人差を見て判断
・授乳に10〜15分かかるのが適正。時間がかかりすぎるならサイズアップのサイン
・SサイズまでとMサイズ以降で穴の形が変わる点に注意
・乳首は約2ヵ月ごとに交換。2個以上を交互に使うのが推奨
・ボトル素材はガラス・PPSU・T-Esterの3種。シーンに合わせて使い分けを
赤ちゃんの成長はあっという間。「昨日まで160mlで足りてたのに、今日はもう足りない!」なんてことも珍しくありません。この記事を参考に、お子さんのペースに合わせてサイズを選んでいただけたら嬉しいです。
毎日の授乳、本当にお疲れさまです。少しでもこの記事がお役に立てたら幸いです。


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